Case04

床にたわみ発生

対象建築物

用途
デンタルクリニック[1階診療所、2階住宅] (新築工事)
構造
木造(在来軸組工法) 地上2階建
延床面積
247.98㎡

事故の現象

竣工後1年3ヶ月ほど経って、2階リビングダイニングやベッドルームの床に最大20㎜のたわみが発生した。

事故原因

1階中央準備室上部の複数の大梁の梁せいが不足していたために事故が発生した。

補償内容と支払い保険金

梁を補強し、たわみを直した。

  1. 申告損害額 : 280万円
  2. 認定損害額 : 170万円
    ※改善・改良部分は否認した。
  3. 賠償責任額 : 119万円(設計者責任70%)
    ※施工者は梁せい不足を指摘できる立場にあったため責任を30%とした。
  4. 支払保険金 : 賠償責任額119万円-免責金額10万円=109万円

考慮すべきポイント

木造の梁においても、構造計算や汎用されている断面表等を参考にして、構造上の安全性を確認する必要がある。

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